英国コッツウォルズ地方で受け継がれてきた蜂蜜色の家

構造・工法

コッツウォルズストーンの原石を外壁用、外構用に加工。コッツウォルズの家の美しさと品質を支える、独自の技術について。

外壁用のコッツウォルズストーン

イギリスから直輸入したコッツウォルズストーンの原石を、住宅の外壁用建材としてスライス加工する技術と施工方法は、松原工業がオリジナルで開発した技術です。
外壁用建材は、平面用とコーナー(角)用、クオインの3種類に加工します。平面用には長さがランダムであり、このランダムサイズの組み合わせによって天然石の持つ素材感が活かされ、外壁の表情にバリエーションが生まれます。
自社工場でひとつひとつ丁寧に加工した石材は、日本の住宅や風土にマッチします。コッツウォルズストーンの輸入から加工までを一貫して担うシステムが、「コッツウォルズの家」の美しさを支えているのです。

平面用(長/短)とコーナー用にスライス加工されたコッツウォルズストーン。

外壁施工の流れ

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原石を外壁用にスライス加工

「コッツウォルズの家」運営会社の松原工業が、イギリス原石メーカーの日本総代理店となっています。イギリスから直輸入したコッツウォルズストーンの原石は、東京の工場で外壁用に加工され、全国の加盟店へ供給されています。

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スライス加工品に溝を入れる

平面用、コーナー用にスライス加工したコッツウォルズストーンの上側面に、細い溝を入れます。この溝を入れる技術は、松原工業の独自開発によるものです。

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下地材にはめ込む

石材を溝に合わせて、金属レールにはめ込みます。この施工システムにより、工期の短縮と高い施工品質の実現に成功しました。
また、スピーディーに施工することができるだけでなく、落下の恐れがないため、安心かつ安全な施工方法となります。

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目地を仕上げる

目地とは、石材と石材の隙間部分のこと。隙間にモルタルを埋め込むことで石材を固定しますが、この「目地」は建物の外観の表情を左右します。目地に絶妙な凹凸(おうとつ)感を与えると、味わいのある陰影がつき、美しさのアクセントになります。松原工業ではコッツウォルズストーンの表情を引き立たせるために、オリジナルの目地材を作っています。

外構・ガーデニング用のコッツウォルズストーン

外構・ガーデニング用に製材加工されたコッツウォルズストーンのラインナップも豊富に用意。セミドレス、ドライウォール、コッツブロック、ボルダー、ロッカリーの5アイテムがあり、様々なエクステリアの表現が可能です。
建物・庭・外構のトータルプランニングが、暮らしのデザインに調和と奥行きをもたらします。コッツウォルズストーンの楽しみ方は、工夫次第で無限の広がりがあるのです。

花壇にはセミドレス、奥の塀にはロッカリーを積み上げたガーデニングデザイン。コッツウォルズストーンで空間全体に統一感が生まれています。

乾式工法と湿式工法の違い

コッツウォルズストーンやレンガ等の石材の外壁を施工する方法には、「湿式工法」と「乾式工法」の2種類があります。
「湿式工法」は、モルタル(セメント、砂、水を練り混ぜた建築資材)やボンドの上に石材を貼り付けて密着強度による施工方法。一方の「乾式工法」は、このページでご紹介したように、スライス加工した石材を金属レールにはめ込み固定する施工方法です。

乾式工法は、湿式工法よりも工期が短縮できること、施工品質にばらつきが出にくいこと、地震や台風などの災害時の落下の危険もないことから、私たちはメリットが大きいと考え、このシステムにたどり着きました。さらに、乾式工法は、躯体壁と石の間に空気層が出来、金属レール部をコッツウォルズストーンを覆う外壁になることから、断熱性の高い住宅になります。
デザイン性と快適性を兼ねた、満足度の高い夢のマイホームが実現できます。

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